来期(3751)日本アジアグループは特別配として
30%超を配当しました
※この記事では特別(3751)日本アジアグループの株式について斡旋しているわけではなく、公表に基づく情報を
記載しているだけなのをご了承ください
皆さんもらえるならできるだけ配当を
貰いたいですよね??
この記事では特別配として配当を決めた日本アジアグループ
について解説していきます
- ・(3751)日本アジアグループとは?
- ・事業内容や活動内容
- ・現在の財務状況について
- ・特別配当の理由
しかし配当を出しすぎる会社は
株主への還元を行うかわりに事業へお金を
回せなくなってしまうデメリットもあります。
一長一短ありますが、株主の皆さんは両方を加味し、
購入をご検討してみてください。
今回の特別配の原因は
敵対会社からの防御策でした

配当利回り30%超なんて
聞いたことないぞ

どういうことか
みんなで確認してみよう
日本アジアグループ事業内容

地球規模でグリーン・コミュニティの創造を。
を目標とし、3つのセクターに分かれて活動しています。
- ・空間情報事業
- ・グリーン・エネルギー事業
- ・森林活性化事業
その他基本情報
社長 | 代表取締役会長兼社長 山下哲生 |
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上場市場:証券コード | 東京証券取引所市場第一部 : 3751 |
資本金 | 40 億 24 百万円(2021年3月末) |
設立 | 1988年3月 |
上場日 | 2015年5月東証1部へ |
株式上場は2004年10月より始まり
2015年には東証1部に市場変更しています。
また子会社は99社あり、海外にも拠点のある
広範囲に活躍している会社です。
空間情報事業
- ・G空間・ICT
- ・気候変動
- ・まちづくり
これらに事業細分化し、近代都市の形成をささえています。
グリーンエネルギー事業
- ・太陽光発電所開発事業
- ・地域エネルギー事業
- ・省エネソリューション事業
これらに事業細分化し、ゼロカーボン・プログラムを
行っています。
森林活性化事業
- ・森林の発掘
- ・森林の価値向上
- ・林業バリューチェーンの構築
これらを事業細分化し、森林の潜在的価値を顕在化させ
国内総生産額の拡大と地方創生ならびに雇用の拡大に貢献。
財務状況

現在の財務状況はこちら


売り上げは微減しているものの前期と比較しても
そこまで変わらない印象。
純利益が下がっている要因は利益減の他にキャッシュフロー
にもありそうです

確実に配当が原因だろうな
特別配の理由:感謝??A:クラウンジュエル

株主への感謝変換と思われましたが、実は異なり、
株式会社シティインデックスイレブンスへの
対抗のためでした。
これまでの経緯がとても壮絶でした。
以下日本アジアグループ(日)、
シティインデックスイレブンス(シ)とする。
- 1.米カーライルと組んでMBO(経営陣による買収)で非公開化
- 2.日/TOB(公開買い付け)公表前日の終値342円に75.44%付け、600円で出す
- 3.シ/さらに付加し、840円で。
- 4.日/MBOを1株1,200円で募るが不達成
- 5.その後特別配公表(資産対策)
- 6.シ/特別配を引いた値でもう一度TOB
- 7.日/新株予約権で防御
- 8.シ/TOBを1株当たり960円にし再度募集
このような戦いが現在も続き(2021/6月)
特別配がクラウン・ジュエルで防御したという
経緯がありました。
他にも様々な戦略を用い、TOBを防いでいました。

どこかのドラマで見たこと
あるような壮絶な物語が…

防御策としての配当
だったってわけね
来期の配当予定は1株当たり0~10円予想ですが、
そもそも上場廃止の恐れもあるため、未知数です。
※2022現在上場廃止しています
まとめ:防御策での配当

今回の特別配の裏にはTOBへのクラウン・ジュエル
がありました。
そのため1株300円、配当利回り30%超が実現されました。
現在(2021/6月)もまだ対抗は終わっておらず、
今後の動きがとても気になるところです。
しかし、今後この配当を出すのは
あまり考えにくいでしょう。

結局どうなるのか
気になるところですね
チャート/値動きはこちら


特別配で上げてからの
株価がまだ発表前の株価に
戻ってないんだな

最近の日経がそもそも強気なのと
これからまだなにが起きるか
わからないからかな~

私達が気を付けることは
TOBによる株価変動
成立による株主優待撤廃
だね
自分の保有株にこのようなことが
起こったときには素早く冷静に判断し、
行動できるようにしましょう。
